北朝鮮、旧型弾丸を渡してロシアの先端武器を受ける…軍事同盟が復活か(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2023.09.09 13:04
北朝鮮とロシアの密着が加速化している。報道によると、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は東方経済フォーラムが開催されるロシアのウラジオストクに専用列車で11日に到着する予定であり、フォーラム期間中にプーチン露大統領と会談するという見方が多い。旧ソ連と北朝鮮はソ朝友好協力相互援助条約で結ばれた明白な同盟関係だったが、ソ連の崩壊後、ロシアは北朝鮮と協力するものの軍事同盟と言えるものではなかった。しかしウクライナ戦争でロシアは北朝鮮の価値に改めて気づいた。
戦争が長期化して一日に数万発の砲弾を発射する消耗戦になると、ロシアの武器生産能力は戦争の需要に追いつかなかった。開戦から2、3カ月でイスカンデル短距離弾道ミサイルは在庫がなくなった。ロシアはイランからシャヘド136自爆ドローンを輸入して運用し、今では免許生産までしている。特に問題になったのは旧型弾薬だ。砲があっても砲弾がなく撃てない状況となり、ロシアは旧型弾丸を大量に保有する国を探さなければならなかった。北朝鮮はソ連時代からロシアの武器をコピーして戦争の準備のために大量に備蓄していた唯一の国だ。国連の対北朝鮮制裁にもかかわらずロシアは北朝鮮製弾薬を購入し、民間軍事会社ワグネルに伝えた。ショイグ国防相は戦争の指揮で忙しい中、2泊3日の日程で北朝鮮戦勝節の閲兵式(軍事パレード)に出席した。金正恩(キム・ジョンウン)委員長と共に武器展示会場を訪れ、武器と軍需物資を「ショッピング」したというのが訪問の真の目的だ。