多発銃、旧式プルセ2…「闇の武器商」金正恩の外貨稼ぎ方法(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.06 09:27
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が2つの戦場で古い通常兵器による「暗い存在感」を表している。9月にロシアを訪問してプーチン大統領と会談した後、大量の砲弾と弾薬をロシアに供給する中、パレスチナの武装団体ハマスのイスラエル攻撃にも北朝鮮産武器が使用されている。韓国の国家情報院も金正恩がパレスチナに対する包括的支援策を考えるよう指示した状況を把握し、武器販売の可能性に注目している(1日の国会情報委員会報告)。
名分は「反米連帯」だが、金正恩の狙いは外貨稼ぎだ。国際社会の全面的な制裁などで経済問題に直面する金正恩としては「武器工場」を本格的に稼働して活路を見いだせる状況になったからだ。また現代戦で勝敗を左右する先端武器体系でなく長期間にわたり黒いコネクションを通じて流通させてきた旧式武器が予想外の特需を迎え、不法行為の集約体「NK(北朝鮮)防衛産業」が2つの戦場で変数に浮上する雰囲気だ。