ノートブック・携帯電話は盗まないが…韓国ではなぜ「自転車泥棒」が多いのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.11.11 12:37
ソウル陽川区木洞(ヤンチョング・モクドン)に住むイさん(27)の趣味は自転車に乗ることだ。出退勤するたびに約13キロの距離を自転車で移動するほど「ライディング」を楽しむ。しかし一方で自転車に乗って外出するたびに不安を感じる。数年前に自転車を盗まれたことがあるからだ。イさんは「施錠をうっかり忘れて2、3時間ほど置いていたら誰かが自転車を盗んでいった」とし「それ以降は必ず自転車の鍵を確認しているが、チェーンを切断して持っていく自転車泥棒もいるので心配」と話した。
イさんの心配には根拠がある。警察庁の統計によると、韓国では他の窃盗に比べて圧倒的に自転車窃盗事件が多い。昨年1年間、空き巣3183件、商店窃盗4055件、スリ278件だったのに対し、自転車の盗難は1万2033件にのぼった。オンラインコミュニティなどでは「韓国人は携帯電話やノートブックは盗まないのに、どうして自転車は盗むのか分からない」というコメントが共感を得ている。