「イ・ソンギュンさん、共演相手に最高のキャリアをもたらすキングメーカー…残念だ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.12.28 07:19
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作『パラサイト 半地下の家族』(2019)以降、俳優人生の頂点を迎えていたイ・ソンギュンさんが27日午前、ソウルのある公園付近の車内で遺体で見つかった。48歳。映画『パラサイト 半地下の家族』で世界映画界にその名を轟かせたイさんの突然の悲報を受け、ワシントン・ポスト(WP)やABC、CNN・ガーディアン、BBC、ロイターなど外信が一斉に彼の訃告を扱った。米国WPなどは「韓国芸能界がK-POP歌手、映画俳優の薬物スキャンダルで揺れた」とし、韓国の強力な薬物政策に注目している。CNNもこの日「『パラサイト 半地下の家族』の俳優イ・ソンギュンさんが遺体で発見」というタイトルの記事で米国アカデミー作品賞を受賞したイさんの死去を伝えた。BBCもこのような内容を伝え、10月から調査を受けてきたイさんの薬物使用容疑について詳しく扱った。
韓国芸術総合学校演劇院演技科1期のイ・ソンギュンさんは、1999年に音楽ユニットBijou(ビジュー)のミュージックビデオ(MV)『大丈夫(It’s okay)』で芸能界に入った。ミュージカル『ロッキー・ホラー・ショー』(2001)で演技デビュー、MBC(文化放送)シチュエーションコメディ『恋人たち』(2001)でテレビに進出した後、MBC医学ドラマ『白い巨塔』(2007)、特有の低音ボイスを流行らせたMBCロマンス『コーヒープリンス1号店』(2007)、『パスタ~恋が出来るまで~』(2010)など、数多くのヒットドラマに出演した。特に歌手で女優のIU(アイユー)と共演したtvNドラマ『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(2018)では、中年家長の寂しさを演じて数々の名セリフを生んだ。