「テロの背後にウクライナ」主張続けるプーチン…ロシア各地で「テロ後遺症」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.27 15:25
ロシアのプーチン大統領がモスクワの公演場でのテロがイスラム過激派の犯行と認めながらもウクライナが背後にいるという主張を続け、紛争拡大の口実にするという懸念が出ている。ロシアでは各地で爆弾が設置されたという虚偽の通報が増え、反移民情緒が強まるなど「テロ後遺症」で混乱が続く状況だ。
25日(現地時間)のロイター通信などによると、プーチン大統領はこの日、クロッカスシティーホール公演場テロ対策会議後の演説で「今回の犯罪は過激イスラム主義者の犯行であることを知っている」と述べた。今回のテロがイスラム武装団体の犯行という点を初めて認めた発言だ。テロの直後、イスラム極端主義武装勢力イスラム国(IS)の分派イスラム国ホラサン州(ISIS-K)が犯行を認めたが、プーチン大統領は背後にウクライナがいると主張してきた。