無惨にひしゃげた「フランシス・スコット・キー橋」…警察、車両統制して大惨事防ぐ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.03.28 09:17
26日(現地時間)、米国ワシントンDCから1時間余り車を走らせてボルティモアに入ると遠くに崩落した橋のみじめな姿が目に入ってきた。崩れた鉄筋の下に敷かれたコンテナ船「ダリ」も類を見ない橋梁衝突事故直後の姿をそのままとどめていた。事故現場へ向かう進入路は統制されていた。数回の検問を経て近づいた全長2.6キロの「フランシス・スコット・キー・ブリッジ」は無惨にひしゃげたまま倒れていた。
未曾有の事態を取材するために駆け付けた数百人の取材陣の前に立ったメリーランド州のウェス・ムーア知事は行方不明者6人を今も捜索していると明らかにした。彼らは事故当時、橋の上で道路の補修を行っていた作業員たちだった。計8人の作業員のうち2人だけが救助された状態だ。行方不明者はエルサルバドル・グアテマラ・ホンジュラス・メキシコなど中南米出身の移民者だ。摂氏9度にもならない水温を考慮すると、行方不明者の生存確率は徐々に低くなっている。