ブッカー賞最終候補に残った韓国作家黄晳暎「私の使命は近代史の克服、あと10年は書いていたい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.04.18 16:00
「『黄晳暎(ファン・ソギョン)は近代の克服と受容を使命と考え、それについて語り死んだ人』、このように覚えてもらえればうれしいです」
小説家の黄晳暎(81)は長編小説『鉄道員三代』(原題、2020年)が2024年ブッカー賞国際部門最終候補に残ったことを契機に17日、ソウル麻浦区(マポグ)の総合出版会社「チャンビ」社屋で開かれた記者懇談会でこのように述べた。「今は変化の時期であり、方向を定めなければならない時だ。どちらに進むのか決めるには、その前に私たちがどこから来たのかを振り返らなくてはならない。そうした点で近代を語る小説に意味がある」としながらだ。