韓国、半導体で稼いで海外で使った…1-3月期1.3%サプライズ成長の素顔
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.05.07 06:56
京畿道城南(キョンギド・ソンナム)で事務用品関連の中小企業を運営するアン代表は最近経済成長率のニュースを聞いて驚いた。韓国経済が1-3月期だけで前四半期比1.3%のサプライズ成長をしたという話が全く体感できないからだ。アン代表は「主に内外のネット通販を通じて販売するが今年に入って売り上げは1年前より20%減少した。1年間で2人が退職したが従業員を採用する気になれない」と話す。続けて「周りの中小企業の話を聞いてみても景気が良くなったという人はいなかった」と吐露した。
1-3月期のサプライズ成長にもかかわらず体感景気の格差はさらに広がっている。大企業の生産が昨年より8%近く増えた時に中小企業はむしろ減少したのが代表的だ。半導体大企業が牽引する成長構造が半導体と関係のない中小企業に対してはトリクルダウン効果をほとんど呼び起こすことができないという見方が出ている。1-3月期の実質国内総生産(GDP)増加率発表後に公開された統計庁の産業活動動向ではこうした現実があちこちで現れた。