海外有名ブランドが昨年不景気の中、韓国で前年比で多くの売り上げを上げたことがわかった。しかし寄付金は例年より減らしたり形式的な水準にとどまった。

エルメス・コリアが９日に公示した監査報告書によると、エルメスは昨年韓国で７９７２億ウォンの売り上げを出した。２０２２年の売り上げが６５０１億ウォンだった点を考慮すれば昨年の売り上げは２２．６％増えたことになる。営業利益も２３５７億ウォンで１１．９％増えた。

エルメス・コリアは売り上げが増えると配当金も大幅に増やした。エルメス・コリアの昨年の配当金は１４５０億ウォンで前年の７５０億ウォンの２倍水準だ。

しかしエルメス・コリアが昨年韓国で寄付した金額は５億５３１９万ウォン水準で２０２２年の５億６０００万ウォンよりむしろ減った。

エルメスは昨年初めから衣類、バッグ、靴などの製品価格を５～１０％引き上げた。

フランスの高級ブランド、ディオールも昨年韓国で１兆ウォンを超える売り上げを記録した。金融監督院の電子公示システムによると、ディオールの韓国法人クリスチャン・ディオール・クチュール・コリアの昨年の売上額は１兆４５６億ウォンで前年の９２９５億ウォンから１２．５％増加した。ただ営業利益は３１２０億ウォンで前年の３２３８億ウォンから３．６％下落した。

昨年韓国で売上１兆ウォンを超えたブランドはルイ・ヴィトンとシャネルで、ディオールはこれに次いで３番目に１兆ウォンを超えた。

クリスチャン・ディオール・クチュール・コリアは昨年寄付金としてディオールのバッグ１個の価格水準である１９２０万ウォンを出した。これは前年より３００万ウォン増えた水準だ。

時計ブランドのロレックスは昨年韓国で２９４４億ウォンの売り上げを出しながら１００万ウォンだけ寄付した。韓国ロレックスは２０２２年には４億ウォンを寄付したが昨年は寄付金を大幅に縮小した。昨年の営業利益が４６億ウォンで前年の３２８億ウォンより大幅に減少したことに従ったとみられる。